【作者紹介】范云涛, 1963年上海市生まれ。84年、上海復旦大学外国語学部日本文学科卒業。1985年、文部省招聘国費留学生として京都大学法学部に留学。92年、同大学大学院博士課程修了。その後、助手を経て同大学法学部より法学博士号を取得。東京あさひ法律事務所、ベーカー&マッケンジー東京青山法律事務所に国際弁護士として勤務後、上海に帰国し、日系企業の「駆け込み寺」となる。現在、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科教授、上海対外貿易学院WTO研究教育学院客員教授などを務める傍ら、上海朝陽総合法律事務所パートナー弁護士。日中関係や日中経済論、国際ビジネス法務について、理論と現場の両方に精通した学者として知られる。著書に、『中国ビジネスの法務戦略』(日本評論社)、『やっぱり危ない! 中国ビジネスの罠』(講談社)などがある。
新しい産業の紹介-CO2排出権のビジネス(要綱)
范云涛
要目
A :グローバリゼーションの広がり
B:市場メカニズム原理の導入
C:行政主導体制
国際金融危機下における中国の環境問題:
クライシスの襲来は中国経済を直撃しているという認識:
エネルギー需給関係に変化の兆し
A:電力需要が急速に縮小。2008年1月-11月、全国電気使用量31531億キロワットル。同期比較で6.67%伸びたが、10月分より同時期比で3.7%下落。11月分は8.6%も下落した。
B:石油に対する需給も下落の一途を辿る。
C:石炭の需給も下降。2008年前3シーズンでは累計消費量が20.28億トン、昨年同期より3.75下落。12月初、在庫が1.84億トンを数え、史上最高の在庫を抱える。
中国11次五ヵ年計画期間中排出削減・省エネ政策の実施状況
エネルギー資源関連企業の経営状況が悪化の傾向を示している
中国の発電プラントのうち、10万千キロワット以下のユニットが大半を占めるので、石炭燃焼依存度高く、燃費が悪く、汚染が重い。第11次五ヵ年計画期間中5000万千キロワット規模のミニマム発電装置を稼動停止させる予定。
石炭資源と生産加工構造につき生産調整を行う。原子力発電を大々的に重点投資し、発展させる。
新エネルギー(風力や波力、太陽能等再生可能エネルギー)開発に力を入れる。
評価:主要な汚染物排出総量こそ部分的に抑制できたものの、工業生産に伴う環境汚染と生態破壊速度の加速化に歯止め全体がややかかっており、一部の地方や経済都市においては環境改善が見られるようになった。但し、依然として状況を楽観できないほど問題が山積している。
エネルギー資源関連企業の経営状況が悪化の傾向を示している
中国の発電プラントのうち、10万千キロワット以下のユニットが大半を占めるので、石炭燃焼依存度高く、燃費が悪く、汚染が重い。第11次五ヵ年計画期間中5000万千キロワット規模のミニマム発電装置を稼動停止させる予定。
石炭資源と生産加工構造につき生産調整を行う。原子力発電を大々的に重点投資し、発展させる。
新エネルギー(風力や波力、太陽能等再生可能エネルギー)開発に力を入れる。
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本帖最后由 杰亮 于 2009-2-11 07:36 编辑 ]